この部屋で思い出の続きを描く。
もう誰もいない景色に、もう一度、光を差してみる。

見えない誰かの、暮らしの体温だけが残っていた。

言葉はなくとも、何かを伝えてくる。

誰にも気づかれずに、時だけが流れていた。