自転車もないのに駐輪場を契約しそうになっている話

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自転車がないのに、駐輪場を契約しそうになっている

ポストに一通の封筒が届いていた。中には、近所の駐輪場の「契約申込書」。
ああ、やっと順番が回ってきたんだなと、思わず声が漏れた。

実は一年前、ネット経由で「空き待ち登録」だけしていた駐輪場がある。
人気が高くて、すぐに埋まってしまうらしく、申し込みフォームも用紙もなく、管理会社からの連絡をただひたすら待つしかないというシステムだった。

で、ついに先週、「枠が空きました。契約をご希望の方は同封の申込用紙をご持参ください」と書かれた封書が届いたというわけ。
正直、ちょっと嬉しかった。ずっと気にかけてた駐輪場だったし、やっと“順番が回ってきた”っていう謎の達成感があった。

でも、よく考えたら…自転車がない。

そう、自転車がない。
このアパートには駐輪スペースがなくて、自転車を置くなら別で借りるしかなかった。
それで買わずにいた。でも、本当は欲しかった。
買い物や、少し遠いスーパーに行くとき、自転車があればと思う瞬間は何度もあった。
フラっと近所を走るだけでも、気分が変わりそうで。

だから、この「契約できますよ」という知らせが届いたとき、
「……じゃあ借りるか」って、ちょっと気持ちが傾いた。

月額2,000円ちょっと。
でも“ちょっと”が今の自分には重い。

駐輪場の月額使用料は2,000円台。
たぶん、普通に生活してる人から見れば「安い」部類だと思う。
でも、こっちは生活がギリギリで、毎月の支払いひとつで首が締まる状況。
だから、この“ちょっとの金額”が、すごく重い。

自転車を持っていない今、駐輪場を契約してもすぐには使えない。
もちろん「先に借りて、あとで自転車買えばいいじゃん」って話かもしれないけど、そもそもチャリ買うお金もない。

じゃあ、なぜまだ悩んでいるのか

このチャンスを逃すと、次の順番がいつになるかわからない。
また1年待つかもしれない。
それが怖くて、封筒を捨てられずにいる。

しかも、申込期限はあと数日。
封筒の中には契約申込書と、案内文が丁寧に入っていて、「〇〇支店までご持参ください」と書いてある。
Web申し込みじゃないから、まだ自分で持って行かなければ成立しない。
だからこそ、まだ踏み出せていない。

冷静になった瞬間

一度、封筒を開いて、申し込み書を机の上に出したとき。
「いや待て、俺、自転車ないじゃん」って冷静になった。
それでも「もったいないな、せっかく順番きたのに」って気持ちもあって、まだ悩んでいる。

たぶん、この話に“オチ”はない。
契約するか、しないか。
どっちかに決めないと、数日後には自動的に期限切れになるだけ。

こうして今、この記事を書いている

駐輪場を借りるか、今も悩んでいる。
でも、とりあえずそのことを文字にしておきたくて、こうしてブログを書いている。
この記録が、将来なにかの判断材料になるかもしれないし、
同じように「自転車もないのに契約しようとしている人」がいたら、それはそれで仲間が見つかった気がして、少しだけ気が楽になるかもしれない。

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この記事を書いた人

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カネナイ・デ・スーザ|生活が詰みかけてる人
カードローン審査に落ちて、今月の家賃もギリギリ。
なんとかなるかもしれないし、ならないかもしれない。
そんな毎日の記録を、ここで続けてます。

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